日本ハムの新庄さん、格闘家の高田延彦さん、女優の土屋アンナさん、大道芸人さん(デビッド・ラムゼイ氏)、そしてちびっ子たち・・・。この方たちの共通点ってわかります?
答えは、今シーズン中にボクが打席に立って、始球式で”勝負”した方たちです。
今季から打順が1番になって、当然、ビジターの試合では始球式の相手になることが多くなりました。奇麗な女性の時もあれば、笑いを狙ってくるタレントさんもいます。1番打者の特権といえば、特権ですね。けっこう楽しんでますよ。
あれってバッターは必ず空振りしないといけないんですけど、1度だけ本気で打ってみようかなと思った時があったんですよ。交流戦の札幌ドームで(対日本ハム)、高田延彦さんがマイクをもって「赤星選手、うってみろ!」と・・・。キャッチャーの実松選手からも「どうぞ、いいですよ」といわれたのでマジになったんですけど、結局、打てるようなところにボールが来ませんでした。んで、きちんと空振りだけしちゃいましたけど(泣)・・・。
亜大3年の時は6番を打ったことがありますが、野球を始めてからほとんど打順は1番が多かったです。ビジターだとボクの打席がそのゲームのすべてのプレーのスタートになるわけで、やっぱり勢いをつけるためにも塁に出ないと・・・と思いますね。1番打者の大きな役割の1つですね。初回の攻撃が簡単に終わるのと、先制点をとるのとでは、そのゲームの展開は当然のように全然違ってきます。
今日から甲子園で中日と3連戦。ファンの方からもマスコミにも注目されているのはわかっています。でも、もちろん大事な直接対決ですが、特別なわけではありません。というのも、ここまで来たら残り26試合すべてが大事だからです。チームのみんながそう思って戦っています。1番打者としてチームに勢いをもたらすヒットを打ちたいですね。
(阪神タイガース 外野手)
=協力 オフィス S.I.C=
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