2日の横浜戦(横浜スタジアム)でダウンタウンの松本人志さんが始球式をされましたが、予想通り、ふつうには投げてこなかったですね。紙テープ、青いハンカチ、牽制球…。ボクは打席にいたんですが、絶対に何かやってくるな…と。本当はボクの方も打ち返してみようかなとか色々と考えたんですけどね(笑)。
きのうは自宅でほとんど過ごしました。東京ドームで行われている都市対抗野球をテレビ観戦。ボクの出身のJR東日本が日産自動車と対戦していました。1ー6で敗れて残念ながら決勝進出はなりませんでしたが、でも、国鉄時代から64年目にして初のベスト4。OBとしても嬉しいし、素晴らしいことだと思います。大府高から亜大、そしてJR東日本…とボクとまったく同じ経歴で野球を続けている後輩の山本浩司投手の力投もしっかりと見ました。
8月30日に、ボクがオーナーをつとめる『レッドスター ベースボールクラブ』の子供たちが、箕面市内でメンタルトレーニングの講習を受けました。スポーツは人間がやるもの。緊張した中やすごいプレッシャーがかかった中でいかにいつもどおりの力を発揮できるかが大事。野球技術の向上と同等、精神面の強化も必要だと思ったからです。
そもそも1950年代にソビエト連邦が宇宙飛行士のトレーニングとしてスタートしたとされるメンタルトレーニングですが、ボクもクラブのGMからの報告を聞いていると「なるほど」と思うことが多くありました。
例えば、"しまっていこう"という声や、手をパンパンと叩く行為がありますよね。それは科学的にみても耳から入って来る音や、皮膚と皮膚をぶつけ合うことで自分のテンションを高めるという効果があるそうです。
あとボクは攻守交代時のセンターのポジションとベンチの間を必ずダッシュするようにしています。それは自分の中で攻守の気持ちを切り替えるという意味もあるんですが、メンタルトレーニングの面でみても、心拍数を上げることで"これからやるぞ!"という効果があることを知りました。
ぼくらもこれから大一番に向かって突っ走っていきます。それこそメンタルの強さも必要でしょう。目の前の試合を一つずつ勝つんだという姿勢がもたらした結果が、先週の5勝1分けにつながったと思います。それを最後まで続けていくだけですね。あきらめません、勝つまでわ。
(阪神タイガース 外野手)
=協力 オフィスS・I・C=
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