赤星憲広RedStar53 トップへ戻る
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赤星エクスプレス53
2006.03.28 Tuesday

【3月28日号】

 オープン戦も終了しました。1月8日に「レッドスターベースボールクラブ」で始動し、岡山での自主トレ、沖縄と安芸でのキャンプ。順調にきました(途中、左目アクシデントもありましたが・・・)。ボク自身はいつ開幕を迎えてもOKの状態です。あとは3日間の練習で当日に向けてどこまでテンションを高めていけるか。自然とアドレナリンは出てきますけどね。

 準備段階でやることとして、例年、この時期は開幕戦で使うバットを決めるのも大切な仕事の一つです。何十本とある中から何度も何度も握ってみて、鏡の前でスイングしてみて、"これ!"と思うのを少し試し打ちしてみて・・・。どれも量れば同じ重さで、同じ長さ、同じ形なんですが、でも、どれも手のひらに伝わる感覚は微妙に違うものなんです。本当にしっくりくる1本を探しあてた時は嬉しいんですよ。

 今年から選手会長になりました。もう、記者さんにもファンの方にも何万回(大げさ?)と聞かれましたが、ボク自身、グラウンドでやることはいっしょ。答えはそれしかありません。WBCではイチローさんがチームリーダーとしてみんなをまとめ、引っ張り、世界一へ導きました。そのリーダーぶりはめちゃめちゃカッコ良かった。できることならマネをしたいですが、とにかくボクはボクにできることをしっかりとやるだけです。

 先日、電鉄本社主催の激励会の席で岡田監督が「今年は開幕戦で赤星に先頭打者ホームランを打ってもらってチームに勢いをつけてほしい」とおっしゃってましたが、それならいっちょう狙ってみるか!(と言いつつセーフティーバント?)

 というのは冗談で、一番ありえないことを言われて、逆にボクはリラックスできました。岡田監督もそれが狙いだったんじゃないですか。でもボクの打席からタイガースの06年がスタートすると思うと、チームに勢いをつけるような打席にはしたい。そして、そのまま自分自身もチームも開幕ダッシュできるようにしたい。

 29日に東京へ移動して、その夜、決起集会をやるんですが、いつもの焼き肉店に予約を入れられなかったので、新たに店を探して大勢の予約を入れるのは大変でした。でもその日は大いに盛り上がって、最高の雰囲気にもっていきたい。それは、選手会長の仕事ですね・・・。

(阪神タイガース 外野手)

 =協力オフィスS・I・C=
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2006.03.23 Thursday

【3月21日号】

 野球人として素直に感動しました。19日のWBC日韓戦。ボクたちは午後1時から岡山で広島とオープン戦でした。実際にテレビで見ることは出来なかったですけど、試合途中に場内アナウンスで「日本勝利」が伝えられると、うれしかったですね。

 21日は決勝戦。野球選手、野球ファンだけじゃなく、日本国民みんなが注目する一戦になると思います。ボクの方はオリックスとオープン戦があるので、WBCを観戦することはできません。ライブで見ることができないのは残念ですけど、心の中ではしっかり応援したいと思います。

 WBCが終われば、いよいよシーズンが開幕します。オープン戦も残り5試合。22日には午後5時から横浜と試合もあります。これまでのオープン戦でナイター試合はドームで2試合だけ。それだけに開幕戦を前に屋外球場でナイター試合が組まれたのは良かったです。

 春に近づくにつれて、徐々に気温も上がって来ています。日中はすごく暖かい日もありますけど、夜になればやっぱり肌寒い。開幕はヤクルト戦。神宮球場も寒いと思うので、いい予行練習になると思います。もちろん、これからは体調管理も大切になります。ケガなく準備していくことは大切ですけど、残り5試合は公式戦のつもりで集中してプレーしたいと思います。

 18日の広島戦では、ボクが守っている前に落ちそうな打球を思わずダイビングキャッチしました。報道陣の方には「オープン戦なのに無理して捕らなくても・・・。ケガしたらどうするんですか。“自殺行為”ですよ」とビックリされました。

 その日は雨が降っていて芝生はビショビショ。ボクも心の中では「オープン戦、オープン戦・・・」と思っていたけど、いざ打球が飛んで来ると本能で飛び込んでしまいました。逆に中途半端に獲りに行った方が危ないですからね。そのプレーに関しては集中できていた証拠だと思います。

 これからは公式戦と同様に集中力を持って、調整していきたいと思います。万全の状態で開幕を迎えられるように調子を上げていきながら、“これで開幕を迎えられる。大丈夫だ”という心の準備も進めて行きたいと思います。

(阪神タイガース外野手)

=協力オフィスS・I・C=
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2006.03.20 Monday

【3月17日号】

 思わず胸が熱くなりました。オープン戦も終盤に入りました。ボクも開幕へ向けて練習を続けていますが、実はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)も気になっていました。

 阪神からは藤川と久保田が日本代表として出場していますからね。もちろん、米国戦もテレビを見ていました。その日は岐阜で巨人とのデーゲーム。ホテルから球場へと移動するバスの中では裏方さんや、球団関係者を含めて選手全員がテレビにかぶりつき。球児が148キロの速球でグリフィーを空振り三振に抑えた時なんかは、早朝にもかかわらず、みんな我を忘れて絶叫していました。

 球児が投げているときは、チームメートとか、後輩とか関係なく、その時だけは、いちファンとして応援していました。手に汗を握るとはこういうとですね。ボクらプレーヤーは普段、他の試合で見て、ハラハラ、ドキドキすることはめったにないです。でも、世界一をかけた大舞台だけは自然と注目してしまいます。一喜一憂。球児と久保田がWBCに出場していたからこそ、チームのみんなも注目していたと思います。

 世界中の人たちが注目した試合で、なおかつ、プレッシャーがかかる場面でマウンドに上がる姿には感動しました。ボクも日の丸を背負って戦ったことはあります。大きなことは言えないですけど、二人にとって、あの雰囲気、緊張感の中で投げたことはきっと、良い経験になったはず。結果は別として大会が終われば胸を張って帰って来てほしいですね。チームのみんなもボクと同じ気持ちで二人の帰りを待っていると思います。

 日本に戻ってくれば、シーズンでは連覇を目指して、一緒に頑張ろうと言ってあげたい。2006年の開幕まで約2週間。ボクの気持ちも徐々に高ぶって来ました。今考えてみれば、春季キャンプからあっという間でした。開幕へ向けてそろそろ最終準備に入ると思います。

 これから一番怖いのはケガ。もちろん、防ぎようのないケガもありますけど、防げるものは防がないとね。体調管理を含めて、しっかり自己管理をしていきたいと思います。早寝早起き・・・そこまではしないですけど、生活リズムを整えつつ、開幕へ向けてじっくり調整をしていきたいと思います。

(阪神タイガース外野手)

=協力オフィスS・I・C=
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2006.03.09 Thursday

【3月7日号】

 いよいよ春がやって来ます。シーズン開幕まであと24日。ついに長い“1年”が始まります。沖縄、高知での春季キャンプも無事に終わりました。

 キャンプ序盤は急性結膜炎のアクシデントもありました。正直、最初はヤバイと思いましたけど、体は元気だったので、日にちがたつにつれて不安はなくなっていきました。1日だけ練習を休んだのですが、そこで思ったことがあります。

 それは「野球をやりたい」ということ。みんなと一緒にプレーをしたいと心の底から思いました。毎年のように普通に練習をしていたら、そんなことは思わなかったでしょうね。まさにケガの功名。初心に帰ることができました。そのおかげで充実したキャンプが過ごせたと思います。

 良いキャンプだったとか、悪いキャンプだったとかはシーズンが終わってから言えること。シーズンで勝てば、良いキャンプだったと言えるし、負ければ悪かったことになる。でも、ボクも含めてチーム内の故障者も少なかったし、開幕戦へ向けてみんな順調です。

 選手会長としての大役も務めることができた。それは1本締め。沖縄と高知で1回ずつ。でも、実は1回だけ失敗したんです。それはキャンプ最後の夜。監督さん、コーチ、全選手、裏方さん、球団関係者、阪神園芸の方々が全員集まってホテルで打ち上げが行われたんですが、そこでボクは痛いミスを犯してしまったんです。

 選手会長として選手を代表して乾杯の音頭を取ったんです。そこで「ご唱和お願いします」と言わなければいけないところを、ボクは「お手を拝借」と言ってしまって・・・。少しの間があった後に会場は大爆笑。みんなからは「グラスを持っているのに、お手を拝借しても無理だよ」ってね。笑われましたよ。

 食事会の後には岡田監督に呼んでいただいて、ゆっくり話しをすることができました。うれしかったです。監督から言っていただいた内容は秘密です。でも、監督も現役時代に選手会長の経験があるので、「選手会長とは」ということを真剣に話していただきました。本当に良い機会を作っていただきました。

 恒例の広田神社での必勝祈願も終わりました。これが終わると「いよいよ始まるな」という気持ちになります。これからが勝負。徐々に気持ちが高ぶって来ました。

(阪神タイガース外野手)

=協力 オフィスS.I.C=
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2006.03.02 Thursday

【2月27日号】

 ふだんは目覚めがかなり悪く、寝起きは全然良くないボクですが、24日の朝はパチッと目が覚めました。以前、このコーナーで書きましたが、個人的に大注目していたトリノ五輪の女子フィギュアスケートのフリーをテレビ観戦するためです。

 寝ぼけたまま見たくなかったので、ちょっと早めに目覚まし時計を午前4時にセット。ジリリリと一回鳴っただけでベルを止めました。万全の状態で荒川選手、村主選手、安藤選手を応援しました。いつもはこの時間に眠りにつくことはあっても、こんな早くに起きることはほとんどありませんけど・・・。

 ショートプログラムでわずかの差で3位だった荒川選手が、フリーを完璧に演技を終了した時には金メダルを確信しました。確定した瞬間は宿舎の部屋で一人で大声で「ヨッシャー」と叫んでました。それまで日本にメダルが一つもなかったので、よけいに感動しましたね。

 ボクも社会人時代にシドニー五輪に出場していますが、それはもうもの凄いプレッシャーなんですよ。いつもやってる野球なのに、まったく別なスポーツをこれからやるかのような緊張感。しかもフィギュアスケートは個人競技なので、荒川選手は技術はもちろん、メンタルな部分でもかなり強いんじゃないでしょうか。金メダルおめでとう!

 阪神もオープン戦がスタートしました。オリックスと2試合戦い、ボクも3打席づつ立って、ヒットが1本と四球が一つ。この時期はいろいろと課題をもってやっているので、打てるに越したことはないですが、結果がどうこうはまだ気にしていません。

 例えばボールをなるべく多く投げさせようとか、2ストライクまで待って追い込まれてからの対応をやってみようとか、ファウルを打って粘ってみようとか・・・。1打席づつテーマを変えながらやっています。

 ただ、26日に前田大が右前打した時は次打者のボクは少しプレッシャーになりましたね(笑)。目の前で高卒ルーキーが完璧にボールをとらえて一、二塁間へクリーンヒット・・・。んで、結果、ボクは遊ゴロ(泣)。メンタル面の強さは野球でももちろん大事です。

(阪神タイガース 外野手)

=協力オフィスS・I・C=
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昨年、大好評だった『赤星エクスプレス53』が復活、今年もレッドスターがスポニチ紙面で本音を語ってくれます。キャンプ中は練習休養日に、シーズン中は試合のない月曜日(火曜日紙面)に更新予定です。
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