何とか間に合いました。きょう21日の中日戦(大阪ドーム)にスタメン出場できそうです。20日の練習が終わって、試合直前ぎりぎりまで油断はできないですが、岡田監督に聞かれたら「行きます!」と返事できそうです。
実は、紆余(うよ)曲折あったんです。ホームページにはすぐに「ファンのみなさん安心してください。大丈夫です」と報告しました。でも“アレッ、おかしいなあ”という風に変わってきて…。3日間安静にして、ふだんの生活は普通にできるぐらいまでなったんですが、19日の練習でいざ体を動かしてみると、あまり調子がよくなかったんです。その時点では、やっぱりアカンわ・・・と思いました。
「イケる」「やっぱりアカン」。昨日はずっとこの繰り返しでした。もちろん自分としては「絶対に出る」ぐらいの気持ちでいたんですが、やっぱりチームが優勝を狙える位置にいるし、試合に出ても「痛くてできません」では迷惑をかけてしまうことになります。また無理をして症状を悪化させてしまい、長期離脱することになってもいけないので、結論を出すまで本当に慎重になってしまいました。
病院の先生にも「あれだけの衝撃でよくこんなんですんだなあ」と褒められたんですけど、本当に骨に異常がなくて良かったです。15日の西武戦で盗塁した際に中島のヒザが左の脇腹部分に入って、その時は勢いで守備にもつきました。でも、センターまで全力疾走できなかった時に「ヤバイ、折れてるんとちゃうか」と断念して、病院へ向かいました。プロレスラーのチャンピオンベルトみたいに胴体にはコルセットを巻いていたんですが、その夜は寝返りをうつたびにズキン、ズキンと響いて一睡も出来ずじまい。第3戦は球場に向かわず、大阪へ帰らせてもらいました。そんな時に限ってバッグが重かったり(泣)・・・。所沢で2度、大阪に戻ってきて1度、計3度もレントゲン検査を受けたんですが、「打撲」で済みました。それに、今となっては4日間も試合がなかったのはラッキーだったと思っています。
交流戦も終わり、いよいよセ・リーグ同士の対戦が再スタートします。ボクも試合に出る以上はチームの勝利のために全力プレーをします。というか、逆にこんな時ほど弱みにつけ込まれないように、いつも以上の気合の入ったプレーをしようと思っています。
(阪神タイガース 外野手)
=協力 オフィスS・I・C=
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