オールスターゲームも終わり、いよいよ今日から後半戦が始まります。宮崎から帰ってきて、甲子園で練習。とにかく汗をかいて、バットを振って、気持ちも体も球宴モードから一度、リセットしました。
そして夜、名古屋にやってきました。相手はいきなり中日です。周囲からは首位攻防戦とか言われていますが、でもボクたち選手はゲーム差とか順位とかを考えるのは早すぎます。勝負所はまだまだこれから先、何度も訪れるはずです。
だからといって負けられません。とにかく初戦に集中すること。初戦に勝ったら次は2戦目…というように、今は一つ一つの試合を大事にしていくことです。勝てる試合をきっちりと勝っていくことだと思います。中日とは7月14日からの大阪ドームでの3連戦でも、必ず終盤に1点を競う接戦になっています。気持ちも大事になってきます。気持ちでまず負けないことでね。
先日、前半戦の総括をされている岡田監督のコメントの中で「後半戦のキーマンは赤星や」というのを見ました。それはボクには「もっと頑張らんかい!」というような叱咤に聞こえました。耳が痛いです。申し訳ないです。1番打者として、もっと出塁しろということだとボクなりに解釈していす。
きのうは練習中に正田打撃コーチから「打率が低すぎる」と言われました。「半分ぐらいしか力を出しとらん」…と。前半戦が終わった時点で打率・287。ボク自身、こんな数字でもちろん満足はしていません。個人の数字や成績を最優先にはできませんが、1番打者として打って出塁して、結果的に打率が3割以上になっていたというふうになればいいですね。
もっと厳密に言えば、出塁率かな。1番打者になった昨年からずっとこだわってきたもので、四球でも何でもいいからとにかく一つでも多く塁に出ること。ベンチから「ここで赤星が出てくれればなあ」と思う場面で期待に応えたい。ボクが出ればクリーンアップにチャンスで回ると言うことですから。後半戦はボクの出塁率が良くなれば、打線が全体的に元気になるんじゃないかと思って頑張ります。
(阪神タイガース 外野手)
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